突如現れた新型コロナウィルス感染症
2020年2月27日、世界保健機構(WHO)のテドロス事務局長が『これはパンデミック(になる予感)だ!』と言いました。
なぜ?一生懸命にじゅんびしてきたのに、だれがこんなことをしたの?目的はなに?世界中の人々が同じ疑問を持っているでしょう。
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2019年12月に初めて中国で検出されたウィルス。2020年2月1日、乗客に感染者がいたことが発覚、その後徐々に世界中に広まっていきましたね。
実は、ウィルス自体の発現はもっと前だともいわれていますが真相はわかりません。
2020年2月27日、このときすでにアメリカCDC(疾病対策センター)は日本への渡航を「レベル3」中の「レベル2」に引き上げていました。中国に関しては「レベル3」。当然かもしれませんが。
国務省も「レベル4」中の「レベル2」に引き上げましたね。要は、日本に行かないでねってことですね。
●オーストラリアから日本へ
オーストラリア外務貿易省は日本への渡航を「レベル4」中の「レベル1」から「レベル2」に引き上げてました。もちろん中国は「レベル4」、これは渡航禁止の意味です。
●日本から諸外国へ
当時なかなか大々的に発表されていなかった(と思う)のが、こちら。結構みなさんYahoo!知恵袋などで質問していました。当の自分もたくさん調べました。
しかし、どこも政府の発表を待っている感じでした。各航空会社もそれぞれ対応に追われていて何をどのように決定して発表すればいいのかさえ、悩んでいたように見えました。
●日本からアメリカへ
このころ「(各機関の言う)レベル2」では、単純に日本からアメリカに旅行するだけでは入国拒否とはなっていませんでした。2月28日の朝、旅行会社に問い合わせをしたのですが「パンデミックになるとWHOが言ってしまったので・・・どうでしょう。もしかすると入国条件が厳しくなるかもしれませんね。到着したとたん、入国拒否という事態も起こり得るかもしれないですし、勝手なことは言えませんのでお客様のほうで決定してください」
14日以内に、中国に渡航歴がある場合や、中国経由の飛行機でアメリカに旅行する場合は入国不可です。たぶんですけど、搭乗させてもらえないので入国不可というよりも出国不可かな。
このころ、朝と夕方で情報が変わっていくほどでしたので手持ちのチケットの航空会社HPで確認ばかりしていました。
ちょうどこのタイミングで2020年4月4日から10日ほど家族でアメリカ旅行に行き、一旦帰国して荷物をまとめなおし、2020年4月20日からオーストラリアに親子留学する予定だったので、非常に残念でしたが結果すべてキャンセルになりました。
●オーストラリアの様子
オーストラリアでは隔離が行われていました。武漢から退避させた自国民をクリスマス諸島へ連れて行っています。本土から1500Kmも離れた島。い、行きたいなぁ。こんな状況でなければ喜んで行くんですが。
クリスマス諸島では狭いから、今度はシドニーから3900Km離れたダーウィンに隔離してるんですね。
国の領土が大きいからできることでもあるでしょう。日本も本気になれば、すっごい田舎の過疎地の民宿一帯を借り切って、隔離してしまえばよかったのかも。
●最初の入国禁止措置
私たちが留学するはずだったオーストラリア、2020年3月20日午後21時以降2020年5月31日まで入国禁止措置をとりました。
本当なら、2020年4月20日に日本を出発し、Term2の4月27日から登校するはずだった・・・。
いままで夢を持って正規留学、親子留学、家族4人での留学を準備してきたのに。コロナだから、って納得できるはずもなく。
各航空会社のチケットは手数料無料で全額返金されたり、無料で再手配(日程変更)が可能になりました。当時わたしたちは4月20日出国予定から、7月3日出国予定に変更になりました。
このころのオーストラリアはというと、各州ごとも閉鎖するなど徹底しています。そのため失業率も大変なことになっていたようです。

そして、こちらの写真 abcnews_au のニュース。5月31日で入国禁止措置を解くのは危険だから、数か月延期したほうがいい!って話がでてきました。
●入国禁止措置の延長
溜息しかない。世界中がそうだけど、仕方ないけど、許せない。
わたしたちは解除延期に合わせ、2020年7月3日出国予定をキャンセルしました。航空券は全額返金され、お金の心配はありませんでした。
●入国禁止措置の解除
解除のないまま2021年を迎え、新たな変異型新型コロナウィルス感染症におびえる毎日となりました。
いつかはきっとオーストラリアに・・・希望は捨てず、夢を諦めず、日本で耐えようと家族で決めました。
●留学延期の決定
2020年3月17日夕方、エージェントから3月20日までに留学延期または入国するなら隔離ホテルを各自確保するよう連絡するようがありました。このころ、入国後14日間の隔離専用ホテルを自分で手配しなければならず、ずっと宿泊先を検索していました。
2020年3月19日AM10:00、エージェントからすべての入国ができなくなったと連絡をうけ、Term3またはTerm4へ入学時期をずらすことになりました。Term3は7月、Term4は10月なので、早いほうがいいとTerm3に入学することにしました。
●留学延期で中卒に?!
実は我が家の留学予定だった娘2人が、2020年3月16日に中学校を卒業したばかりで絶望的でした。
2020年3月19日11:00、卒業した中学校へ急遽進路変更の連絡し「留学ができなくなった」「今から県立高校の二次募集に申し込めないか」確認したところ「今から願書を作成して提出期限の12:00までに提出しなければいけない」となり、県教育委員会へ電話することに。
県教育委員会に電話がつながり、事情を説明し「今から願書を作成するから12:00を少しまわるかもしれませんが、受験させてください」とお話ししましたが却下されました。
わたしの住む市から県庁(県教育委員会)のある市へは急いでも1時間かかります。すぐに中学校に行き2人分の願書を作成しても間に合わず、受験申込ができず14:00になっていました。
このときわたしは、我が子2人をコロナのせいで中卒にしてしまうんじゃないかと不安になっていました。このままコロナが長引いたら・・・と。
●進路変更
「留学はするけど、念のために私立高校受験しとけば?」受験の時、ひとりの先生がそう言ってくれて、自宅から程近い私立高校を受験していました。
結果ふたりとも合格しました。が、留学するから、と入学金も支払うわけがなく入学の申込もしていません。でもこの高校しか頼れるところはなく、思い切って電話してみました。
事情を説明すると、数分間校長先生方が話し合いをして「大丈夫、明日はちょうど入学者説明会だから、来てくれたら受け入れることできますよ」と温かいお言葉を頂きました。
そういうわけで、名簿にも載っていませんでしたが、どうにか私立高校合格者説明会にまでこぎつけることができ、娘たちを無事に高校生にしてあげることができました。
●留学の中止
なかには『留学中止』の選択をした方もいるでしょう。オーストラリアからは学費の返金の措置がありました。
ただし、支払ったときのレートと返金時のレートは異なりますから、返金時にかかる手数料とともにレートでも損になっていると思います。
ビザ申請にかかった費用も無駄になってしまったわけですから、結構な損失になったと思います。なにより、かなり精神的に辛いはずです。
●留学延期中の留学生への対応
入学許可はあるものの、入国できない生徒にWEB授業を行っています。2020年8月からコロナに対応したWEB授業が始まりました。
我が家の留学予定の娘3人も、2021年2月からWEB授業を受けることに決めました。
このほかWEB授業だけでなく、コロナ中に留学が延期になった生徒たちにたいし、留学延期した分のビザの再申請にかかる費用の一部を免除してくれるなど対応を見せてくれています。
●留学(WEB授業受講)に伴う日本の学校の除籍
我が家には3人の娘がいます。2021年1月時点で、高1が2人と中2が1人。
中学校(市教育委員会)は「住民票はあるが、W在籍はさせれないの公立中学校だけれども除籍の為に退学届けを提出して下さい」という対応でした。義務教育期間でありながら、こういった措置をとられることに非常に違和感がありますが、わたし共の決めたことなので仕方ありません。
私立高校は「万が一、コロナでまた留学できないとなったとき、高校に戻ってこれるように」ということで、2021年3月末日まで私立高校に在籍させてもらえるという寛大な措置をしていただけることに。
留学先のWEB授業を受けるのは最大1年間。私立高校ではこの間『留学休学』の手続きをしてくださいました。もし、WEB授業を1年間受講してもオーストラリアに行けないときは、留学をやめて私立高校へ戻ることも選択肢のひとつになりました。
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わたしたちのような事態に陥った家族がどれほどいたでしょうか。大学生や社会人も含めるとかなりの人数が人生の計画を変更せざるを得なかったでしょう。
わたしたちのように、たまたまどうにかなったケースもあれば、どうにもうまくいかず今も悩んでいる方もいらっしゃるそうです。世界中のすべての人が思ってもいない未来に進んでいるので、早くこのコロナが地球から消え去ることを願ってやみません。
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